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「ボスは、お前を生かして連れて来いと言っている」
「ちょっとタンマ!……じゃあ…この銃…向けてるのおかしくね?!」
もっともだ。
「お前は、組織を裏切った!!信用できない!!」
どうやらカケルは、何かの組織かた命を狙われているようだ、恐らくそのボスと言う者と、なんらかの接点があるのだろう。
「あーそう、じゃあ…タバコぐらいゆっくり吸わせてくれよ、あっ…ライター貸してくんね?」
カケルは、右手を広げ、男にライターを催促した。
「……俺にはソレが理解できない」
「え?……貸してくんないの?ケチぃ~」
「人の話しを聞けえぇ!!!」
カケルは人の話を真面目に聞けない性格らしい。
それに比べ、男は、軽い冗談も通じない、クソが付くほどの真面目な性格らしい。
「うぉ!!…そんな大声だすなよ…カルシュウム取った方が良いよ」
カケルは出した右手を、そそくさと引っ込めた。
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