ブルックリンに恋して

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次の日、やはり僕は同じように7時30分、角のパン屋に差し掛かる。 ドスッ! 「おふっ!」 何と、また昨日の彼女だ。 トム「また君か。大丈夫かい?」 ミランダ「つ~…またあんた!?いい加減にしてよ!あたしにどんだけ恨みがあるってのよ!」 トム「そんなものある訳ないじゃないか。ほら、急がないと遅れるんだろ?」 ミランダ「分かってるわよ、うっさいわね!大体、あんたがいつもこんなトコいるからじゃない!」 トム「仕方ないじゃないか。僕だって仕事なんだ。」 ミランダ「もういい!覚えてなさいよ!」 また彼女は去って行った。 やれやれ、とんだジャジャ馬だ。 もっとお淑やかなら素敵なレディなのだが…  
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