ブルックリンに恋して

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そして次の日。 僕は少し期待しながらパン屋の角へと向かう。 すると、彼女がヒョッコリ顔を出している。 ミランダ「やっぱり今日も来た。」 トム「それはそうさ、仕事だからね。今日はぶつかって来ないのかい?」 ミランダ「あたしだって学習するわよ。」 そう言うと彼女は後ろを振り返った。 トム「?」 ミランダ「あ、お巡りさん!こっち、こっち!こいつです、ストーカー!」 ぇえ!? 瞬く間に数人の警官に囲まれる。 トム「え?あの…何?」 警官「はいはい動かない。この人から相談があってね。 『いつも決まった時間に襲って来るストーカーがいる』ってね。」 トム「そんな馬鹿な!大体、いつもってまだ2回しか会って…」 警官「はいはい言い訳はいいから、一緒に署まで来てくれるかな。」 連行される中彼女を見ると、ニヤリと笑っていた。 それが彼女を見た最後だった… END  
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