優しいお爺さんとイタズラ爺さん

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昔むかし、ある所に優しいお爺さんとイタズラ好きなお爺さんがいました。 優しいお爺さんは、みんなの為に何でも尽くしてあげるので、村のみんなからはそれは慕われていました。 一方、イタズラ爺さんはみんなの履き物を隠したり、お茶に塩を入れたり、郵便物を盗んだり、玄関先に汚物をブチ撒けたり、勝手に家に上がり込んでは家中の障子という障子を片っ端から破って回ったり、勝手に家に忍び込んでは家宝を盗み売りさばき、気に入らないと言っては家に火を放ったり、女性を全裸で追い掛け回したり… いろんなイタズラをするのでみんなから嫌われていました。 最近、更に度が過ぎてきたのでみんな困り果てていました。  
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