PROLOGUE

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二つの世界がありました。 互いに交わる事なく干渉しないで、暗い闇の中に浮かんでいました。 平行の関係。 この関係を保ち、恒久の平和が続いたまま二つの世界は存在していくはずでした。 誰もが皆、そう信じてましたーー。 しかし、その『来ないはずの時』がやって来てしまいました。 二つの世界が交わり合ったのですーー。 世界同士は決して相入れない。 交わったところからバランスが崩れて行き ガラスの破片の様に世界は粉々になってしまいました。 生ける物は全て消滅してしまいましたーー。
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