52人が本棚に入れています
本棚に追加
『バタンッ❗❗』
玄関の方でドアの閉まる音がする…
『大河…おかえり』
『あぁ?うるせぇよ!いちいち無駄に喋んじゃねぇよ!クソババアが!』
『そんな…お母さん、ただおかえりって言っただけなのに…』
『黙っとけ!クソババア!』
『バンッ!』
2階にある自分の部屋へ入ると俺は、勢いよくベッドの上に倒れ込んだ。
俺の部屋は、まだ4時だというのに、長い間カーテンで完璧に部屋を覆ってしまっているせいで、薄暗くじめじめとしていて、とてもじゃねぇけど居心地は良くない。
『おっ!ユリからメールきてんじゃん!』
ユリって誰かって?
彼女だよ、彼女
まぁ本当に愛し合ってんじゃなくて、言ってみれば体だけの関係なんだけどな…
最初のコメントを投稿しよう!