第1章

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セントレア学園。 ここは魔法使いを養成する場所である。 ここに通うクロス・クリアは今日高等部に進級した。 この学園には初等部、中等部、高等部とエスカレーター式になっている。 「今日から高等部かぁ~」 クロスは学園に着くのが楽しみだった。 「おっはよ~クロス。」 「おはよ、シーザー。」 学園に着くとシーザーに会った。 シーザー・クロスフォード。 彼はクロスの親友であり、初等部からずっと同じクラスだった。 そして彼は三大貴族の1族、クロスフォード家の長男でもある。 「今年も同じクラスだといいな。」 「うん。」 二人は掲示板に貼ってあるクラスわけ紙を見た。 「今年も同じクラスだな。」 「そうだね。」 腐れ縁とでも言うのだろうか、やはり同じクラスだった。 「1‐Aか。」 ちなみにクラスは5つ、A~Eクラスまであり、クラスは実力、学力関係なくランダムに入れられる。 「とりあえず体育館に行こうぜ。 始業式が始まっちまう。」 クロスは頷いてシーザーね後についていった。 「あ~、みなさんおはよう。」 学園長の話が始まる。 この学園長、見た目は40後半だが、実際何歳なのかは誰も知らない。 噂では200歳とかなんとか…… 「あ~、今年も学園が始まるのだが、皆自分を磨いていってほしい。」 そんな噂が飛び交うけど僕は学園長は嫌いじゃない。 どうしてって? それはねぇ…… 「あ~、話が長いと退屈だろう。 話は以上。」 話が短いからさ。 まぁそんなこんなで学園が始まった。
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