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篠塚夏王を知っている、よね、から始めた方がいいのかな。
「あの」
「ん?」
翁長は麺類を口に含んで、僕の問いに耳を傾けてる。
「篠塚夏王、知っている?」
「篠塚?あぁクラス一緒のな。そいつが?」
「……好き…?」
「はぁ!?」
「え?」
「あいつが好きってなんだ!?男だろ!」
あれ、振られてる。
ちゃんと、伝えるべきなのか、やんわりと言うべきか、悩みどころです。
「おい、本気なのか?」
僕は知りません。
「いや…、別に好きなら何も言わないけど…。理解はしてる方だし」
「ん、解った」
「何が解ったんだ?」
「好きでいることは、悪くないよって」
そう伝えれば、解決。
さてと、お味噌汁も飲んだし、寝よう。
「いや、悪くないけど…。あれ?なんだ、このもやもや!?なぁ花し、まぁ!いきなし寝んなぁ!」
「あ、お休み。翁長」
「お休み。って違う!」
明日になったら、篠塚夏王に伝えないと。
明日の朝食は、何を食べようかな。
「花島、お前まじで自我で生き過ぎ」
明日も良い事あるといいな。
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