第三話

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翁長に起こされ、朝食を食べられる日々が続いているある日の朝。 同じクラスの男子が、僕の隣に座ってきた。 「隣、いいよね?花島君」 僕は、何も気にしないので頷こうとした、が翁長が割って入ってきた。 「お、席取りサンキュー。津守」 「…誰が関取だ」 「関取じゃねぇ。席取りだ!」 関取と席取り、確かに発音は似ていなくもない。 津守と言うらしい、男子が間違えるのも頷ける。 「ところで、花島君が朝早いのは珍しいね?」 「俺は無視か」 翁長は仕方なく、僕の向かい合わせに位置する席に着席した。 今日のメニューは、朝食定番定食です。 「花島くぅん?聞いてる?」 「あぁそいつ、たまに自分の世界に入るから、届かないぜ」 「…きみには、聞いていない」 「あっそう」 あ、翁長がなんだか不機嫌な顔している。 もしかして、いやな事あったのかな。 僕には心当たりがないし。 津守が居るからなのかな。 だったら、津守がどこかに行けば翁長の機嫌は良くなるかな。 どうしたら、どこかに行ってくれるのだろうか。 .
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