第一話

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「うあぁぁぁあ!」 同級生でルームメイトの一叫びで、僕の安眠は妨げられてしまった。 体がびくっと跳ね上がり、何事かとルームメイトの翁長が居る方向を見た。 彼は、机に向かっていて頭を抱えていた。 僕は学校で、出された課題が間に合わないのだろうと思い、僕はまたベッドに横になって目を瞑った。 「あぁぁ…。どうしよう…。時間も無ければ、ネタもない…。やばいヤバイやばい」 また眠りに就こうとした僕の、耳には翁長の切羽詰まった言葉が入ってきた。 ルームメイトとして、ここは何かしなければいけないのだろうか。 いや、寧ろ関わってはイケない気がする。 「ヤバイやばい…。だぁ!」 あぁ、どうか関わらないで下さい。 「なぁ…。起きてるんだろ?花島」 あ、どうやら終わった。 「頼む!秘密厳守で頼む!」 秘密?なんだろう。 物凄く、気になる。 僕が起き上がると、翁長は嬉しそうな顔をしていた。 「今何してるのか、聞かないでネタを提供してほしい!」 ネタって何、と言う質問も駄目なのだろうか。 .
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