第六話

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学校に着くと、僕らは会話しなくなる。 何故だろう、互いに仲が良いということが、気恥ずかしいのだろうか。 少なくとも、僕はそう感じない。 翁長が、会話しないのならば、僕はそれでもいい。 「翁長!今日合コンやんね?」 「暇人だな」 「なんだよ。合コンだぞ?可愛い子居るぞ?」 「興味ない」 合コンか、そう言えば前は翁長は、誘われたら誘いに乗っていたような気がする。 最近は、合コンに誘われても断っているのは、締め切りが近いからなのかな。 「んー…、面子足んない。お?」 僕と目があった。 僕は、目を背けた。 「は、な、し、まぁ!」 あぁ、やってきた。 合コンが誰でも良いことが解った。 「合コンに参加しないか?」 「えっと」 「しねぇって」 「って、翁長には聞いただろ」 「ソイツを面子の足しにすんな」 「なんで?いいじゃんか。こう見えて、女受けするかもだし」 「だから…」 翁長はどうして僕を行かせたくないんだろう。 僕が、行きたくないって解ったのかな。 それなら、翁長凄い。 翁長は凄い。 .
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