363人が本棚に入れています
本棚に追加
/86ページ
翁長は椿って名前だったのか。
あ、なんかそんな気がしてきた。
ん、どんな仲ってなんだろう。
「どんな…仲?」
「…。花島君は、好きな人いる?」
好きな人、解らない。
そもそも、この学校男子校。
「ねぇ…!花島君!椿君は好きな人いる?」
「椿君?」
「もう、翁長雪椿君だよ!」
あれ、翁長椿じゃなかったのか。
それにしても、雪椿って名前が凄いですね。
「椿君、好きな人は…」
「翁長は……、麺類」
「面類?顔がいいってこと?」
好きなモノは、麺類だと思うけど。
解んなくなってきた。
「聞けば…?」
「聞けないから、花島君に聞いてるんでしょ!」
あ、そうなんだ。
今何時だろう。
そろそろ帰って、夜のメニュー考えなきゃ。
ん、今でも考えられるか。
「じゃあ、さり気なく聞いといてね?椿君が好きなものとか、人とかさぁ」
夜はさっぱりしたモノが食べたいな。
お味噌汁が飲みたいかも。
「じゃあ、僕はこれで!またねぇ!」
日本人はやっぱりご飯だよね。
朝も昼もご飯だったけど、気にしないのが僕です。
.
最初のコメントを投稿しよう!