ただではすまない……

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俺はふと 頬を右手でさすった。頬につけられてた傷に膜がはられていた。 不思議な事に俺は昔からどんな傷でも長くて一時間で完治する。 理由は俺にも医者にも分からなかったらしい。 得だという奴もいるがはっきりいってこんな能力は俺のむかつく対象になるだけだ。 だから暴れたくなる。 それにさっきは立った数人痛め付けただけで、あとはみんな逃げやがった。 だから暴れたくなる。 少ない…… そう感ながら俺は相手を探しながら、ネオンが輝く街を彷徨う。 強い奴と喧嘩したい。 それが俺が常々願う事だった。 そしてその願いをかなえてくれそうな予感を俺は感じた。
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