桜の咲くころ

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いつしか彼は大学を卒業し 大手の電機メーカーに就職した。 私も事務の仕事に就いていた。 もうかれこれ六度目の桜の 舞い散る季節だ。 私が仕事に就いてからも、遠回り だけどデートコースは 変えないでいた。 そして私は桜の舞い散る中 彼からのプロポーズを受けた。 彼はいつになく緊張してたっけ。 私は嬉しくて自然と涙がこぼれた。
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