ふわふわ

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目を開けるとそこには温かい ミルクがあった。 ぼくの口の周りにはミルクが 付いている。 もちろん飲んだ覚えはない。 見上げるとストローを持った 女の子が目にいっぱい涙を溜めて 覗き込んでいる。 「だいじょうぶ?」 「だいじょうぶだよ」 ぼくは答えた。 彼女は安心して少し笑った。 ぼくも安心してしばらく眠った。
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