SS12

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ただ真っ直ぐに計画通りに目的の場所を目指す。 レジスタンスのように広く深く配置した仲間のお陰で問題なく歩くことが出来る カツンカツンカツン.... 「いよいよだな....」 「せやな....誰もあのお嬢には勝てへんやろ....」 「だよな....だって、あんなに輝いている彼女は....無敵だ....」 「ほんまに変わらへんなぁ....昔(カコ)と....」 警護にあたっている二人の青年は場に合わない柔らかな笑みを浮かべ、綺麗な髪を靡かせ、議事堂に向かう彼女を見つめた。 扉の前でふと足を止めたことに青年は顔を見合わせた。 「....おぃ...」 「怖じ気たなんていわないよな....」 おどけたように言う彼らに後ろを振り向き首を振った。 「いいえ....ただ....」 彼女の瞳は扉の向こうを示しているようだった。 「情けないわね....下らない歴史が繰り返されるって....」 こんな未来をカコも今も望んでなどいなかった.... 「でも、傍観していても待つだけでもいけないなって....ただ思った。」 「せやな....」 「あの時のように....時代の流れに逆らった小さな小石でもいい。訴えなければいけないと思う。....だから伝えるの。」 「お前が言いたいこと全部言え。俺達がお前を守るから。」 「ありがとう。」 にっこり笑うと大きな扉をゆっくりと開けた。 .
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