1人が本棚に入れています
本棚に追加
/38ページ
「…………やっぱり」
「どぅしたの!?」
「何か見つけた!?」
「これ………」
「???」
「写真!?コレがなぁに??」
「この女の子、見たことナイ!?気付かない!?」
「???」
「あっ……もしかして…」
「えっ!?何なに!?僕にはサッパリなんだけど???」
「良く見てみなよ、ジロウ」
「……私分かった。コレって……マリ!?」
「えっ、安田??嘘だぁ~、こんな小さい子が!?」
「バカ、ジロウ。これは安田の小さい時の写真だよ。」
「うぅ……言われてみれば似てるかな!?」
「間違いない。コレは安田だよ。……こっちも見てみてよ…」
リョウは、昨日持ち帰ったノートを開き出した。
パラパラパラッ………
「ほら、ココ!!」
「「あっ!!」」
古ぼけたノート。。。
大人の達筆な字ではあるが、所々リョウ達にも読める。
『マリが、、、ナイフを片手に、、、刺した、、、まだ息はある、、、とどめは私が刺した、、、』
部分部分ではあるが、内容は理解出来る。
マリが誰かをナイフで刺し、まだ息ある誰かの留目を、このノートを書いた人が刺したのだ。
最初のコメントを投稿しよう!