序章

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 住宅街を駆け抜け、踏み込んだのは都会のオアシス、中央公園。昼間はそれなりの賑わいもあるが、夜はその表情を一変させる。人気もない、月明かりもない、あるのは壊れた電灯だけ。こんな時間にこんな場所では職務質問されないだけしめたものだが、気にせず彼女は足を速めた。
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