第3話 ミサ、デートするⅡ

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「はい…結局絞った候補にミサの知り合いがいたって僕が気づいてミサに連絡したのが一月前くらいかな?」 「そうね、先月くらいかな」  ミサは手帳を取り出して確認した。 「だいたい週一ペースで出てきてるね、あのヘンタイバカ」 「土日も休ませてくれない上に残業手当も特別手当もなし。ホンとケチでヘンタイでバカ」 「ヒロたちも苦労してんのねぇ」 「首がかかってますから」 「前も聞いたけど、なんで昔の戦隊モノでやってくるの?」  ヒロは少しもためらわず言った。 「オタクだから」
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