―冬の夜―

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  口が達者な私。 口下手な旦那。   きっと心の何処かで旦那をナメていたんだと思う。 そんな気持ちが喧嘩の端々に出ていたんだと思う。   そして旦那は決して手を出す人では無いとタカを括っていたんだ。   一瞬 何が起きたか分からなかった。 風船が破裂する様なパァンっって言う音を聞いた直後には壁に肩から激突していた。     ―――私…殴られた。   頭の中は真っ白で…。 殴られた事を理解するまで しばらく時間が掛かってしまった。
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