197人が本棚に入れています
本棚に追加
旦那が奮った初めての暴力。
今 思えば あの時死に物狂いにでも抵抗すれば良かったんだ。
でも私は…圧倒的な恐怖に襲われて…体験した事の無い震えに襲われて…。
『ごめんなさいっ!!やめてっ!!ごめんなさいっ…!』
謝ってしまった。
私の言葉を聞いて旦那は…ほんの少しだけ笑っていた気がした。
そして旦那は壁に体を押し付ける様にうずくまり、謝り、泣く私を少しだけ笑いながら蹴り続けた。
『…お前が…お前が悪いんだ……馬鹿にしやがって…俺はなぁ…。』
何度も何度も蹴られ髪を捕まれ顔を無理矢理 上げさせられる。恐怖と痛みで涙が止まらないグシャグシャな私の顔を何度も殴る。
『お前が悪いんだっ…!!』
――私が、悪いの??
ごめんなさい。
ごめんなさい。
悪い所は直すから…。
もう…
殴らないで…??
最初のコメントを投稿しよう!