★1話★

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一成とそのまま大学の校内に入り、ロッカー置き場へと向かう。 涼香「………ん゙!?」 一成「なんだよ、そのオッサンみたいな声」 涼香「オッサンは余計だよっ。違うの、ロッカーの鍵無くてさぁ……あれ??なんで無いのーっ?」 しまいには鞄をひっくり返して、地べたに座り探す。 一成「どっかで落としたか?」 涼香「そんな~…てか、学生証自体が無いんだけどっ!?」 一成「学生証無くしたのかよっ!?お前、何やってんだよ~…」 学生証を入れてたカード入れにロッカーの鍵も入れてたから、無いのは当然か……。 涼香「まいったなぁ……」 地べたに座ったまま散らばった鞄の中身を見ていた。 遥「おっは~、て何やってんの!?」 遥が驚いた顔をして私を見下ろしていた。 涼香「学生証とロッカーの鍵、無くしちゃった~ぁ」 既に私、半泣き状態。 だって、カード入れには尚志くんの隠し撮り写真が入ってんだよっ!! いーやーっ!! 誰かに見られたらどうしよ!!!! ってか、尚志くん本人に拾われてたら、もっとやばいーっ!!!!
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