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仁 ─ よし、交渉成立ってわけだな。明日、夕方暇っ?
涼香「明日は~……」
鞄からスケジュール帳を取りだし、バイトのシフトを確認した。
涼香「あ、偶然にも休み」
仁 ─ じゃ明日決行って事で、よ~ろしくっ
涼香「…切れた」
はぁ、…いきなりですか…。
一体、なぜこうなる?
涼香「まぁ…彼女のフリだよ、フリ…」
とりあえず明日も学校だし、家に帰って早く寝よう。
家まで歩いていたスピードを速めて、私は家に帰った。
翌日の昼前。
遥「涼香~」
涼香「お、居た居たっ」
いつもは昼時に来る学食だけど、昼前はまだ空いている。
テラスでコーヒーを飲んでいた遥の横に座る。
遥「でっ。合コンの日程だけどさー」
どうやら相手は、隣街の大学生らしい。
どうやってアポを取ったのか。
遥の男友達の1人が、その隣街の大学に通ってるらしく、久々に遥と会った時に【合コンのセッティングしてー】と頼まれたらしい。
遥は条件として、食事代はすべて男性持ちである事、かつ、ある程度【イケメン】と言う事を条件に承諾。
涼香「また難しい条件出すね~っ」
遥「いやぁ、そうでもないんだってっ。
ヤスの友達、…あ、合コン頼んできた友達、泰文(やすふみ)ってんだけど、そいつの友達って結構レベル高いんだから~っっ!」
遥の言う【レベルが高い】ってのは期待してもいいかもしれない…?
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