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それぞれプレートを持ちながら、学食をウロウロしてると
「一成!!こっちこっち!!」
一成「お~っ!!そっち行くわっ」
一成の後をついてけば、2人のチョー男前がっ!!
一成「わりぃわりぃっ」
「おせぇよ、俺ら先に食っちまったぞ」
私たちを呼んだこの人は、結城 圭介(ゆうきけいすけ)
一成「いや、だってよ~涼香がさぁ~」
涼香「あ゙ぁ゙!!もう余計な事言わないでよっ!!」
私は思わず声を張り上げて阻止っ。
「相変わらず仲良しだなぁ、一成と涼ちゃんって」
涼香「いやいや、全然っ」
遥「全否定されてるし、アハハ」
私の事を、涼ちゃんって呼ぶ彼。
彼こそ、私の片想いの相手、栗生 尚志(くりゅうひさし)
涼香「いつもいつも、私の事いじめてくるんだよ?一成ってばっ」
一成「イジメじゃねーし、あれだ、愛情の裏返しってやつ?」
涼香「そんなの要らな~いっ」
私と一成のやり取りを見て、周りはみんな笑ってくれる。
これでも、両親が亡くなった時は傍に居てくれて、勇気づけてくれた大切な友達だったり…。
尚志くんは別だけど。
圭介くんと、尚志くんはどっちもカッコいいと評判の美男子。
圭介くんは見た目、少しオレンジ色のメッシュが入ってるからすぐわかる。
服装は~、ん~…ストリート系?
尚志くんは、黒髪で清潔感溢れる紳士みたい。
服装はキレイメな感じかしら?
どっちもカッコいいけど、やっぱり尚志くんだよ~っ!
で、ついでに説明しとくと、一成と同じ高校出身だから、一成と友達なんだって~。
まぁ、一成はどーでもいいっ。
一成「涼香、何か言ったか?」
涼香「へっ!?な、なんもっ!!」
…おぉ、怖い怖い…。
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