★1話★

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それぞれプレートを持ちながら、学食をウロウロしてると 「一成!!こっちこっち!!」 一成「お~っ!!そっち行くわっ」 一成の後をついてけば、2人のチョー男前がっ!! 一成「わりぃわりぃっ」 「おせぇよ、俺ら先に食っちまったぞ」 私たちを呼んだこの人は、結城 圭介(ゆうきけいすけ) 一成「いや、だってよ~涼香がさぁ~」 涼香「あ゙ぁ゙!!もう余計な事言わないでよっ!!」 私は思わず声を張り上げて阻止っ。 「相変わらず仲良しだなぁ、一成と涼ちゃんって」 涼香「いやいや、全然っ」 遥「全否定されてるし、アハハ」 私の事を、涼ちゃんって呼ぶ彼。 彼こそ、私の片想いの相手、栗生 尚志(くりゅうひさし) 涼香「いつもいつも、私の事いじめてくるんだよ?一成ってばっ」 一成「イジメじゃねーし、あれだ、愛情の裏返しってやつ?」 涼香「そんなの要らな~いっ」 私と一成のやり取りを見て、周りはみんな笑ってくれる。 これでも、両親が亡くなった時は傍に居てくれて、勇気づけてくれた大切な友達だったり…。 尚志くんは別だけど。 圭介くんと、尚志くんはどっちもカッコいいと評判の美男子。 圭介くんは見た目、少しオレンジ色のメッシュが入ってるからすぐわかる。 服装は~、ん~…ストリート系? 尚志くんは、黒髪で清潔感溢れる紳士みたい。 服装はキレイメな感じかしら? どっちもカッコいいけど、やっぱり尚志くんだよ~っ! で、ついでに説明しとくと、一成と同じ高校出身だから、一成と友達なんだって~。 まぁ、一成はどーでもいいっ。 一成「涼香、何か言ったか?」 涼香「へっ!?な、なんもっ!!」 …おぉ、怖い怖い…。
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