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翌朝も、だるーい体をなんとか精神力で起こした。
涼香「ねむ……ふぁ~…」
洗顔をし、寝癖だらけの髪を溶かす。
毎朝見るニュース。
まぁ見てるようで実は見ていない、という。
涼香「あ、バス来ちゃうよっ」
バタバタしながら玄関を出て、鍵をする。
大学へはバスで約30分。
途中で中学生や高校生の軍団が乗ってくる。
毎朝毎朝、ピーチクパーチクと、餌を欲しがる雛鳥みたいにうるさい。
まぁ……若いって証拠かしら?
あ、今すごいオバサン発言……。
まだ20才なのに…いけない、いけないっ。
【次は~○○大学前~、】
涼香「すいません、降りますぅ~…」
毎朝中学生や高校生の軍団の中を縫うように降り、大学を目指す。
一成「すーずかーっ!」
涼香「あ、いっせー」
一成は毎朝自転車で通っている。
…私も、自転車で通おうかな…なんて思ったり…。
一成「毎朝毎朝、まぁあんなギュウギュウなバスで、良く来れるもんだよなぁ」
涼香「仕方ないじゃん、自転車持ってないんだからさっ」
一成「んじゃ買えよ」
…まぁ、そのとおりなんだけどさ。
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