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「まず…ポリポリ…願いを叶えてあげる…ポリポリ…数なんですけど……」
「………」
「全部で…ポリポリ…7つに…ポリポリ…なります……」
「………」
「それで~…ポリポリ…願いを叶える…ポリポリ…条件なんですけど……」
「ちょっと待てぇぇぇい!」
俺は堪らず話を中断させた。
「急にどうしました?」
「さっきからポテチを食う音で、話が途切れ途切れになって意味が分かんねぇんだよ!」
俺は精霊からポテトチップスを取りあげ、そこら辺に放り投げた。
「まだ食べてる途中だったのにぃ~」
「…話が終わってからだ」
涙目で訴えてくる精霊に少し罪悪感を抱きながらも、俺は話を進めるように言った。
精霊は分かりましたと言った後に、再び冷蔵庫からお茶を取り出して飲み始める。
ここは、お前の家か?
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