-プロローグ-

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3人で楽しく会話している内に、3限の授業が始まる鐘が鳴った。 雫石と紫音ちゃんは講義があるというので、俺は1人寂しく帰る事に… 「後は5限だけだから、4時間ぐらい暇だな…」 帰ってもする事ないし、自主勉強など以ての外だ。 「そういえば、大学の近くに新しく骨董品屋が出来たって雫石が言ってたな」 種々雑多な小道具や、価値のある小道具類を集めた店。 雫石は古物を集めるのが趣味の為、凄く興奮していたのを思い出した。 「暇だし、少し見に行ってみるか」 別に骨董品に興味は無いが、暇潰しにはなりそうだ。 俺は肩にバッグを担ぐと、大学を出て骨董品屋に向かった。
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