プロローグ

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アウレオルス学園 名門の中の名門と謳われるこの学園に一人の少年がやって来た 肩に届きそうな金と銀の髪を風にたなびかせ、瞳に宿る深紅の眼差しで校門を睨みつけていた 校門は少年の数倍はあり何人も通らせんと堅く閉じていた 「おかしい‥‥‥遅すぎる。何時間待たせる気だ?あのクソじじぃは」 少年は一向に姿を現さない人物に毒づく どうやら待ち合わせをしているようだ 少年は「今とても不機嫌です。近づいてケガしても知らねーぞクソ野郎」なんて危険なオーラを出していた 「呼んだ本人が何時間も人を待たせるっておかしいだろ。新手の嫌がらせか?」 少年はなかなか来ない理由を考えては更に不機嫌になっていった 「う~ん、忌々しい。あぁ忌々しい、忌々しい!!とりあえず殴り飛ばそう!!」 そして、どう懲らしめようか答えが出た直後に校門が開き始めた 「なんだ、やっと来たのか。‥‥‥まあ殴り飛ばすことに変わりないが」 少年は溜め込んだ怒りを拳に集め校門が開くのを待った 校門は重たい音を響かせながらゆっくりと開いた
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