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遠くに、沢山の人に囲まれた王子様が見えた。
私に気づき笑顔を向けた。
こんな私をもらってくれた優しい王子様。
家柄の違いで両親にも大反対を受けたそうだ。
お城にきてから、使いの者にこっそり聞いた。
何も分からない私に、自ら色々な事を教えてくれた。
いつも優しい笑顔を向けてくれた。
こんな私を、愛してると言ってくれた。
王子様を裏切り、自分は幸せになれるのだろうか?
…でも私はー…。
このまま間違えてしまった道を歩き続ける事は出来ない。
間違えてしまった道を歩みなおしたい。
たとえ裏切り者になたとしても、僅かに見える幸せな未来を掴みたい。
私のガラスの心がまた動き始める。
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