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少しばかり落ち込んでいたのか暗い顔をしていた少年は、いきなり話を降られた事に驚き困惑した。
まだ幼いながら、多少の知識は備わっている少年にとって、言わば究極の選択だった。
数分間悩み抜いた少年は、顔を上げる。
「―――やるっ。」
たった一言ではあったけれど、その覚悟に満ちた表情を見て両親と校長も少しは安心した。
彼らの考えでは、魔法でなくとも、武術もあるではないか、という一致した考えのもので少年も同じ考えだった。
「―――分りました。では、お子さんはこちらで預からせて頂きます。」
校長は両親に向けて言うと、両親は頭を下げる。
そして―――、
「ようこそ、我が魔法学校へ!」
校長は少年へと手を差し出し、少年もそれに応え握手をした。
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