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さてさて、私たちの生活は高校卒業と共に変わったはずなのだが、帰る場所は同じ家という、同じ同居生活である。
朝7時、やっぱり私が起きる。神崎は講義の時間によっては起きて来ない。
一人で朝食を作って食べて、洗濯して…なんてしていると、8時、翔平が起きてくる。
私の作った朝食を食べて、寝ぼけながら私と一緒に家を出る。
3人一緒に家を出る時もある。
でも、それぞれの学校はバラバラで、翔平は徒歩で専門へ。私と神崎は電車で大学へ。
私の通う短大と神崎の通う大学は別方向で、真逆の満員電車へと乗り込む。
電車でへろへろに疲れて大学到着。
お昼はそれぞれの学食で。たまにお弁当を作って持たせてあげたりもする。
午後の講義が終わり、新しくできた友人と遊んだりして家に帰り着くのが、だいたい早くても5時は過ぎる。
神崎はだいたい家にいて、ご飯当番じゃなくても食事を作っていたりする。
翔平が帰ってくるのは8時を回る。
たまに気まぐれに早かったりもするけど。
神崎と二人、ご飯を食べて順にお風呂へと入っている頃に翔平が帰って来て食事に手をつける。
何とはなしに、リビングで団欒して、やっぱり11時頃、私が部屋へ戻る。
神崎と翔平はよくわからない。
翔平が遊びに出ていたり、神崎が深夜のドライブを一人で楽しんでいるとかいないとか。
まぁ、バラバラの生活となっているわけです。
ちなみに私、携帯持っているけど、持ち歩いていません。
たぶんトラウマ。
メールで別れの言葉もらったから、持ちたいと思わない。
別に連絡とりたい人いないし。
親との連絡用なだけ。
放置されている携帯はたまに見ると充電切れていたりする。
そして。
リビングにはやっぱりホワイトボードが置かれていて、以前と同じ5箇条ではなく、
1、帰宅時間明記
2、火の元注意
3、風呂は一人で入れ
4、部屋で寝ろ
5、一人で悩むな
なんていうものが書かれている。
1は私は平日は5時、神崎は4時、翔平は不明という言葉しか見ない。よって、かなり適当に書かれていて意味はない。
2はたぶん翔平が火事で家が焼けたから、一生ついてまわるのだろう。
3はいらないと思う。
4は私がよくリビングのソファーで寝ているから追記されたと思われる。
5は…書かないでほしい。
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