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「は!?」
いきなりの事態に唖然として立ち止まる。
ルカが前に飛び出し伸びてくる枝に向かって腕を振り、その枝を凍らせて動きを止めさせる。
「一体なんだ?」
『おそらく木の精霊の仕業です』
「何!?」
「その通りだ」
後ろからかけられた声にアディンたちはさっと振り返る。
数メートル先に立つ黒い軍服の男。
肩には深緑色の蛇が。
その後ろに兵士たちが武器を構えて立っている。
「どうやら氷の精霊のようだな」
ニヤリと笑う男にアディンが不愉快そうに顔を歪める。
「てめぇその軍服・・・士官クラスのやつか」
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