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「はぁっ・・・こいつはどのくらい持つ?」
『この近くには水源がないですし5分も持ちません・・・』
「このままじゃこいつ守ってる暇もねぇし・・・・仕方ねぇ」
アディンは深く息を吐くと麻都に向き直り正面から目をしっかりと合わせてきた。
「よく聞いとけ。俺らがやつらの気を引いておくからそのうちに逃げろ。
この近くはまだ森が多いが走り続けとけばそのうち街道か町に出る。硬貨も渡しておくからこれで必要な食糧なんかは買え。
しっかりとフードは被っとけよ」
さっさと話しを進めるアディンに麻都は激しく首を横に振って拒否を示した。
「このまま捕まっちまえばお前きっと殺されんだぞ!そんなん俺は許さねぇ」
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