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「分かった、ありがとなイリ。
おい!男どもは武器持って行くぞ!」
ロギアの声に男性の団員達がおう!と高々に声をあげてそれぞれ何処かから武器を持ち出し天幕を出ていく。
「私もスタルフが心配よ!ついて行きましょうよ!」
「ぼくもいく!スタルフお兄ちゃん助けにいく!」
男性の団員達の背中を見送りながら不満を漏らし勝手について行こうとする女性団員や子供達。
そんな中マノリアはイリに目線を合わせるように膝をつきイリの頭を撫でた。
「ねぇイリ、その鳥はそんなたくさんいたのかい?」
「んーと10羽はいたと思うよ。でも数とかじゃなくて、おっきいのがいたしすごい頭が良かったんだ。
おっさん達やスタルフの攻撃を簡単に避けて目とか顔とか狙って攻撃してきてたんだ」
「そうかい・・・もしかしたらその鳥達、精霊なのかもしれないね」
「精霊が!?」
他の団員がマノリアの言葉に驚きの声をあげる。
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