第四章

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ヤマ達は目を疑った。 人間とも獣とも言えない化物に首をつかまれている少女、その横には老人が倒れている。 「おいおい、なんだありゃ?」 ユウジの問いかけに 「知るかよ、それより助けるのが先だ!」 そう言いながらヤマは化物に向かって走り出す。 化物は少女を離すと、ヤマの方に向き直った。 「食らえ!瞬足爆砕!」 常人には見る事さえも難しい、ヤマの一撃が放たれる。 その足は、確実に化物の頭を捉え… 「なに!?」 その一撃は紙一重の所で避けられていた。 「マジかよ!」 ヤマは本気を出していたわけではない。しかし、今の蹴りを避けられるのは予想外だった。
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