3人が本棚に入れています
本棚に追加
/37ページ
ヤマ達は目を疑った。
人間とも獣とも言えない化物に首をつかまれている少女、その横には老人が倒れている。
「おいおい、なんだありゃ?」
ユウジの問いかけに
「知るかよ、それより助けるのが先だ!」
そう言いながらヤマは化物に向かって走り出す。
化物は少女を離すと、ヤマの方に向き直った。
「食らえ!瞬足爆砕!」
常人には見る事さえも難しい、ヤマの一撃が放たれる。
その足は、確実に化物の頭を捉え…
「なに!?」
その一撃は紙一重の所で避けられていた。
「マジかよ!」
ヤマは本気を出していたわけではない。しかし、今の蹴りを避けられるのは予想外だった。
最初のコメントを投稿しよう!