第四章

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少女は少しずつ話し始めた 「おじいちゃんの研究は、魔法を現実にすること」 その答えにユウイチが叫んだ 「そんな非科学的な!!」 「非科学的じゃないわよ、今や魔法も科学的に証明された時代になったの あなたの仲間・・・ユウジだっけ?その人も使ってるじゃない」 ユウイチは振り向くと同時にユウジに向かって 「じゃあ、さっきのユウジの弾は・・・」 「ああ、俺達は『氣』って呼んでるけどな」 「数年前におじいちゃんの研究で証明されたの、でも魔法は限られた人間しか使えない、だからどんな人でも使えるようにするのがおじいちゃんの研究だった」 少女の説明にユウイチは 「それに失敗したのがあの怪物?」 「いいえ、研究は完成した。 でもあの人は力に溺れ、制御できなくなってしまった おじいちゃんも襲われて、今は意識不明だし・・・」 黙って聞いていたヤマは少女に聞いた 「その魔法って言うのは、誰でも使えるのか?」 「体に合うかのテストに受かれば誰でも使えるわ」 「それじゃ、俺も受ける」 ヤマの言葉に、その場の全員が驚いた
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