異常変人

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異常変人

『でもああいうのが男のロリ魂をくすぐるんだょな…。』 俺はつぶやきながら少し遅い帰宅にかかろうとしていた。 『先輩~。』 今にも泣き出しそうなか細い声が後方から聞こえてくる。 その声の主は先ほどの未来だった。 『み…三山⁉今の聞いてた⁉』 もしさっきの台詞を聞かれてたら俺は変質者だ。ごくり。 『へ⁉何がです⁉』 セーフ…。 『最近うちの周りに変質者が出るんです。みんな帰っちゃったし…怖いし先輩付いてきてください』 あぁ。守りますとも。こんな可愛い少女の頼みなら喜んで。 実際未来はちっちゃめで可愛いし、明るくてモテる。部活のメンバーでさえひそかに狙っていると聞く…。 俺も未来が頼ってくれる事が正直嬉しかッた。 『どう⁉最近タイム伸びた⁉』 『まあまあです。やッぱ沢田先輩って速いですね~尊敬しちゃうな~。』 事件が起こったのは、その時だ。
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