石を蹴る

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学校から家に帰ると、 小石はなくなっていた。 あっちこっち探したけど、 見つからない。 僕はとても悲しい気持ちになった。 大切な友達がトオクニ行ってしまった時みたいに悲しい。 僕は悲しい気持ちのまま、 ご飯を食べるために、 テーブルについた。 するとお母さんが、 『部屋に服を持って行った時に、 石があったから捨てといたわよ。』 と言った。 僕は、 『えー!! どこに捨てたの?』 とお母さんに聞くと、 『庭に捨てたわよ。』 と言ったので、 僕は庭にとびだして、 小石を探した。 僕はふたたび小石と会うことができた。 僕と小石との日々がこれからまだまだ続く。 END
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