坊主頭の盗塁

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僕は痛むお腹をさすりながら教室に入り、席に着いた。 『うっぷ、ぐぼげぇぇ~~~』 (ったく、誰だよ朝っぱらからすごいゲップなんかする奴はよ) 『あぁ~食いすぎた。マジ腹いてぇ~』 ゲップの犯人は同じ野球部の[高林]だった。 高林はいつもマイペースで、明るく、騒ぎ事の大好きな人物でした。みんなからは(マッサ)と呼ばれていた。 若干教室のみんながさっきのゲップに引いていると、担任の先生が入ってきた。 ガラガラガラ―… 『おはよ~う!ほら、さっさと席に…ん? 誰だー?朝から弁当食ったのは。うまそうな匂いさせやがって』 先生……
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