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私は生まれながらにして一際、目立っていた。だが地味な性格の持ち主である。
異邦人だが、探求心は他人よりある方だと自覚している。
人に会わない時はいつも考えながら歩いていた。
人がいれば、理解しようとする。しかし、自分は理解できない。
暇なので女裁判官に婚姻届を出して
「俺を裁いてくれ」
殴られ次は女医を目にする。 「貴女を見て患ってしまいました。」
結局フラれてしまうので、ひたむきに勉強ばかりする。練習上手くいくのに本番はいつもダメだった。
気がつけば、派手な性格の持ち主になっていた。
崇高なる愛を探しに街を彷徨っていた。
酒を呑めば記憶を失い、誰なのかわからない人に癒され、
「ほぇ?」
不思議だ。そして、逃非行。
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