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ユウキは車が曲がる時に車重が曲がる方向とは逆にかかる特性、いわゆる“ロール”を使いつつ曲がってみていた。
その方がタイヤへと円滑に力が掛かり、タイヤのグリップ力が大きくなるからだ。
しかしゆっくり走ってる皆についていくだけで精一杯なのだった。
バス停、金剛の走り屋達が勝手にスタートポイントと決めていたところまで上がってきて、前の車がアクセルを開ける。
ユウキも走るときのライン取り、いわゆる中央線関係なしの道幅いっぱいを使った走り方でついていく。
キャーキャキャキャ…
スピードがのってないのにタイヤ鳴く。
コーナーからの立ち上がりも全く進んでないかの如くもたつく。
(まぁある意味おもろいっちゃおもろい…)
ユウキは思った。
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