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おばの知り合いの中古車屋さんからの連絡。
「前輪駆動のオートマで3ナンバーのやつならあるんやけどエアロはついてないから、こっちでトヨタ純正エアロつけますわ。」
「いいんすか?」
「月末までに探すの無理ですわ。もうそれでいきます。そのかわり車体の色は第1希望の黒やなく白にしてほしいんですが?」
「まぁいいですよ。早く乗りたいし。」
「週末に車持っていくので見て下さい。」
「お願いしまーす。」
10月のある日曜に1度そいつはやってきた。
まだエアロはつけられてはいなかったので、エアロついたらこんな感じですとパンフレットと一緒に見せにきた。
試乗し、これがマイカーになるんだとワクワクしすぎたユウキは車のビジュアルやスペック、走行距離から全くもってどうでもよくて、早く乗りたくて乗りたくて仕方なくなってしまった。
それから約2週間後エアロを装着してから納品となったのである。
人生発の車をユウキは手に入れた。
あのとある港で初めてドリフトを見てから11ヶ月たっていた。
まだドリフトなんて言葉すら知らなかったあの日から。
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