馬猿

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狂乱した連中が、 今日も群れてやがる。 辿り着いた推理の国境線。 誰もが越えられると思ってやがる。 溢れる自信。 手に持つドリームパスポート。 その決断に、 ミクロの迷いもない。 鳴り響くファンファーレはやがて静まり、 変わりに鼓動がサビを刻み出す。 破壊か。否か。 数分後に訪れる、 結果という世紀末を目の前に。 奴等は 金じゃなく。 魂を賭け、 狂い、乱れるんだ。
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