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戸惑う使者に宗治は声を発した。
宗治「申してみよ」
使者は遂に口を開いた。
毛利家使者「領民の命は保障されます」
宗治「よいことではないか」
毛利家使者「しかし…宗治様が腹を切るというのが条件であります😢」
宗治「なんと…」
宗治はある程度の覚悟は出来ていた。
宗治「領民が助かるならばたやすいこと。恵瓊殿には引き受けると伝えてくれ」
毛利家使者「宗治様😢」
宗治「早く行かぬか‼城が沈むぞ」
毛利家使者「はは~っ」
使者は涙ぐみながらも羽柴本陣へ急いだ。
毛利家使者「恵瓊様。………㊙」
恵瓊「宗治殿😢」
恵瓊は秀吉に話しかけた。
恵瓊「秀吉殿。宗治殿は覚悟を決められた模様です」
秀吉「清水殿、あっぱれ✨彼は武士の中の武士」
秀吉は宗治に対して賛辞の言葉を送ったと同時に一安心した。
秀吉「清水殿にはご自害を申す。他の者、邪魔は致すな‼彼は武士の誉れよ」
恵瓊「はは~っ」
官兵衛「毛利家は賢い判断をされた」
秀長「長期戦もこれで終わりですな」
羽柴本陣は力が一瞬抜けた。
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