奇策、高松城

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高松城の城主は清水宗治。高松城はまさかの展開になっていた。 羽柴秀吉「毛利家は未だ降伏しないか~。城内に水が入るぞ~。ハーハッハッハッ」 世にいう高松城水攻めである。毛利家に援軍が来ているが手出し出来ない。 黒田官兵衛「秀吉様、我が策略はいかがでございましょう⁉」 秀吉「見事じゃ~。兵を減らさずにすむわ‼」 羽柴秀長「兄者の言う通り。官兵衛殿、感銘しております」 高松城は水に浮かぶ孤島のようになっていた。 秀吉「毛利は未だ降伏しないのか~⁉粘るの~」 その頃、毛利は… 吉川元春「輝元様。今の我等では何も出来ませぬ」 毛利輝元「そうじゃのう…」 元春「(兄上のご子息は何を考えてるか分からんわ)」 元春はそう思っていた。 元春「隆景。そちならどうする⁉」 小早川隆景「清水殿からは何も連絡はございませぬか⁉」 元春「未だな…夜ならば船を使い連絡が来るやもしれぬ」 隆景「我もそれに頼るしかござらぬ…しかし、我等が動かぬと事は始まりませぬ」 元春「そうじゃな。斥候でも出すかな」 輝元「誰か斥候を呼べ」 毛利家斥候「はっ。では高松城の様子を確認致します」 毛利家はようやく動いた。
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