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秀吉の下に毛利家の使者、安国寺恵瓊がやって来た。
恵瓊「毛利家よりの使者、安国寺恵瓊でござります」
秀吉「ほほ~、そなたが安国寺殿か~。よくぞいらした」
恵瓊「さて、この度はいかなるご用でござりますか⁉」
秀吉の代わりに官兵衛が答えた。
官兵衛「今回は膠着している高松城のことでござりまする」
輝元の予感は的中し恵瓊は答えた。
恵瓊「和議でござりまするか⁉」
秀長「いかにも。双方において長期の戦は被害が甚大であります」
官兵衛「左様。安国寺殿、我が軍に案がございます」
恵瓊「その案とは何でございましょう⁉」
秀吉「清水殿の命と引き換えに城内の領民の安全確保である」
恵瓊は驚いた。
恵瓊「(宗治殿が何故犠牲に…)」
秀吉が考えた案はこういった理由があった。
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