特訓と黒髪の少女
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あっけに取られていると、その木刀をブンブンと慣れた手つきで振り下ろしている。 「魔法が使えねぇんなら、剣を使えばいいんだよ。この国の主力だぜ?ま、最近は火薬に押されてっけどな。……俺が教えてやるよ、剣術。ま、足手まといになりたいなら別に…」 「お願いしますっ!!」 思ったよりも覇気のあるキャロルの声と力強い瞳に、レンはにっ、と笑顔を返した。
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