特訓と黒髪の少女

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二年の教室は騒がしく、皆昼食を摂ったり談笑したりと忙しそうだ。 教卓の近くで話し込んでいたレンとユフィに入り口から声をかけると、こっちに来い、と手招きをされる。 上級生の好奇の視線が一斉に向き、気まずい雰囲気の中二人の元へと向かう。 同じクラスの学年首席と不良、そして一学年下の落ちこぼれと転入生が集まれば注目も集まるだろう。 「で?何で呼び出したのよ。下らない理由なら魔法弾ぶっ放すわよ」 「お前、俺にだけきついよな…」 慣れたけどね…と切ない目でレンが呟く。
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