第一章・夜の訪問者

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私は夜中に寝苦しさを感じた。 急に息苦しい感覚に襲われたんだ。 起きてみると、部屋の中は生温い空気に支配されていた。 私は空気を入れ換えようと思い窓に近づいたんだ。 すると、窓の向こうに何かが動く気配がしたんだ。 私は思わず身構えたが、なんてことはない、それはベランダの観葉植物が風になびいただけだったんだ。 思わず身構えた自分が急に恥ずかしくなって、私は窓を開けてすぐにベッドに戻って寝てしまった。 だが、私は気付いていなかった。思えば何故この時に窓を開けたまま寝てしまったのか、 寝苦しさなど気にしないで眠りにつかなかったのか。 ただ、今は起きてしまった事を悔やむことしか出来ない ~続く~
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