天使の卵

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少女の体はいつの間にか白く透き通り、太陽の光を吸収しぼんやりと光り出しました。 どこからともなく現れた一人の天使が少女に手を差し出しました。 天使の体も柔らかい光を発し、背の羽根はふわふわと揺れています。 「待っていたんだよ。」 天使は少女に話しかけました。 「やっとここまで辿り着いたのね。」 少女は嬉しそうに微笑みました。 そして二人は静かに去ってゆきました。
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